■ざっくり言うと・・・

・潜在意識は現実と想像の区別ができない。

・映画館を見ている時に、視聴者は手に汗を握ったり、涙を流す。当然、映画は作り物である。

しかし、脳は現実と想像の区別をつけるのが苦手なので、目の前の映像を現実として体験しているのだ。

・潜在意識は生理的なレベルでの変化を引き起こす。子供が欲しいと強く望むことで、お腹が膨らんだり、つわりが来る「想像妊娠」はその最たる例である。

強力な自己暗示は生理的な変化すら起こす

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親の不注意から、赤ん坊が火にかけたヤカンを触ってしまいました。もちろん、手のひらに火傷を負ってしまいました。

その後、赤ん坊はたまたま火にかけていない「冷たいヤカン」を触ってしまいました。すると、不思議なことに手のひらに火傷を負ってしまったのです。

これは潜在意識のなせる技です。1度目に火傷を負った時点で「ヤカン=火傷」という図式が赤ん坊に作られたのです。

そのため、2度目に冷たいヤカンであるにも関わらず、皮膚が火傷を負ったのです。赤ん坊には大人のように知識がないため、このような強い自己暗示が働いたと考えられます。

 

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しかし、成人した大人でも強い自己暗示によって、
常識では考えられない現象を引き起こすことがあります。

例えば「想像妊娠」です。子供が欲しいと強く望むことによって、実際は妊娠していないにも関わらず、お腹が膨らんだり、つわりが来るなど、妊婦同様の症状が表れます。

想像妊娠をした女性を調べると、実際に妊婦した女性と同じようにエストロゲンと呼ばれるホルモンが分泌されていることが分かっていますホルモンまで分泌されています!)。

潜在意識がこれほどのパワーを持つ理由

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なぜ、潜在意識が生理的レベルで影響を与えるのか?
脳は、現実と想像の区別がつかないからです。

身近な例では、映画館での視聴体験です。アクション映画で銃撃戦が起きたり、ビルが爆発しても、すべては虚構に過ぎません。サスペンスで人が殺されても、所詮は作り物です。

しかし、映画の視聴者は、手に汗を握ったり、心臓の鼓動が高まったり、ウワッと声を上げたり・・・私たちは生理的なレベルで映像を体験しているのです。

これは、脳が現実と想像の区別をつけるのが苦手で、脳の臨場感が現実からスクリーンに移動してしまうからです。

前述の想像妊娠も「妊娠していない自分」よりも「妊娠しているイメージ上の自分」に強い臨場感を感じた結果です。