■ざっくり言うと・・・

・潜在意識とは、自覚できない意識の領域のこと。

・自覚できるのが顕在意識で、「お腹が空いた」
「お金が欲しい」等の脳内トークをしている意識。

・潜在意識は、そのように言葉でとらえることが出来ない。心の奥底に眠っている深層心理のこと。

・例えば、嘘がバレた時、とっさに謝るか?言い訳をするか?このとっさの行動に潜在意識が表れる。

 

潜在意識とは

潜在意識は、活動しているが自覚できない心の領域のこと。日常生活ではほとんど意識できないが、特定の場面や出来事によって潜在意識が表出することもあります。

例えば、嘘がバレた時。とっさに謝るか?とっさに言い訳をするか?によって性格が表れますが、これは潜在意識も表れています。このような普段は隠れている深層心理のこと。

潜在意識の対義語が顕在意識です。「顕在化している」と言うのは、表に出ているという意味ですね。例えば、「お腹が空いた」「お金が欲しい」というような心の声は意識できる領域で行われているので顕在意識で処理されています。

実例

私たちはものを忘れます。ところが時ならぬ時に思い出します。この忘れていた間、記憶はどこに行ったのでしょう?もちろん潜在意識です。

私の知り合いに、ゼリーが好きで、あるとき食べすぎ、ひどい下痢をした子がいました。しかしそれは幼児のときですから少しも記憶に残っていないわけですが、その後ゼリーは何だかほしくないと言って、絶対食べなかったのです。

それから十数年たち、高校生になってから、母親に、「昔はゼリーが好きだったのだよ」と言われて不思議がっていました。

いわゆる意識にはないのに、潜在意識は絶対にものを忘れるということはありませんから、ゼリーのことも潜在意識のほうが覚えていたわけです。

『眠りながら成功する 自己暗示と潜在意識の活用』 ジョセフ・マーフィー:著 大島淳一:訳

コーヒーが飲めない方がいます。ほとんどの場合、これは大人になってから飲んで「まずい」思ったのではありません。

子供の頃にコーヒーを飲んで「苦い」と思った体験があり、それが潜在意識に刷り込まれてしまったのです。

このように本人が覚えていないようなことも潜在意識には記憶されており、本人の実際の行動(食べ物の好み)にも影響を与えます。もちろん、自覚しようとしても自覚できません。

過去に経験したことで潜在意識は作られる

潜在意識は、人間が過去に経験したことや教えられたこと等が蓄積されている貯蔵庫です。

そこには、それまでの人生で勉強したことや観察したこと、経験したこと等が記録されており、人の性格や考え方、行動パターンを作っています。

たいていの場合、人間の潜在意識は成人するまでにだいたい作られてしまいます。学者によっては、幼少期に、そのほとんどが作られるという方もいます(三つ子の魂百まで)。

潜在意識は、両親や学校の先生の影響、読んだ本やメディアの影響、生まれてから経験したことによって作られます。

「世の中はこういうものだ」
「自分は能力はこの程度だ」
「私は対人関係が得意だ/苦手だ」

自分や社会に対しての常識や思い込みを身につけるのです。つまり、成長の過程で身につけた刷り込みのことなのです。

実際の社会は複雑ですし、個人の能力についても評価は難しいものです。しかし、ひとたび潜在意識に「AはBだ」と刷り込まれたら、疑いようもなくそう思ってしまうのです。